樹木における水分の移動は根から葉まで連続した通過組織(仮導管、導管)がある。仮導管どうしの間には弁の備わった通路(ビット)がある。
乾燥した木材及び心材部ではほとんどこのビットが閉鎖されている状態にある。ビットの閉鎖は水分移動にとって大きな妨げとなり乾燥の効率を低下させたり、液体の注入性を悪くする。
以上のことにより、最初に記したように木そのものが難浸透性の理由である。
(有)プログレスの技術はある条件によりこのビットを開き液体の移動を可能にした技術である。この条件を作り出すには特殊は設備ではなく、ごくどこにでもある設備である。
またこれをうらづける為、次のような実験をした。
小口を蝋でふさぎ(導管、仮導管)弊社の技術で水を注入したところ約70%の重量増加率があった。このことは弊社技術によりビットが開かれ液体が入らないと言われている小口以外からも液体が入ったことにほかならない。 |